謹啓　仲秋の候、貴台におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、１０月２２日には、皇位につかれた天皇陛下がその即位を全国民、諸外国に対し宣明された即位礼が宮中にて厳かに執り行われ、国民こぞっての祝賀のときを迎えることができましたこと、心よりお慶び申し上げます。

当社では、平成３０年１０月より先帝陛下の御在位３０年、新帝陛下の御即位、新元号制定の大きな節目のときに、宮入れしてより９０年を迎えた御神輿の修繕を中心とした記念事業を執り進めて参りました。

おかげさまにて、御神輿は当初の輝きを取り戻し、それに付随する境内整備も完遂することができました。

本年の例大祭、特にも御神輿渡御では、お社に帰還する直前のにぎわい広場にて、約５０年ぶりに御神輿を担いでのおまつり絵図を実現することができましたのは、新しい御代の奉祝の心を示し、大神様のさらなるご神徳を戴き、地元の花北地区をはじめとする地域の繁栄発展の気運が高まる一助となればと感じております。

これもひとえに、貴台をはじめとする１，４００名を超える地区内外の多くの氏子崇敬者の皆さまの温かいご芳志によるものと感謝に堪えません。

改めて、この度の記念事業にご奉賛いただきましたことに、心から深く感謝を申し上げます。

右、取り急ぎ御礼まで。

謹白

　　令和元年１０月吉日

花巻神社宮司　　吉　田　耕　朗

花巻神社記念事業実行委員会会長　　佐々木　淳一郎