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新年に厄除として白馬を見る


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宮中では、江戸時代末まで1月7日に白馬(あおうま)節会という行事があり、白馬を見ることで諸々の災いが避けられると信じられており、厄除として白馬を見た後に新年の宴が催されていたようです。

現在は鹿島神宮や、上賀茂神社などでこの日に白馬を観ることができる神事が今でも斎行されております。


白を「あお」と読むのは昔にはあったようで、「黒から白までの中間の色」、「青白のまじわれる色のもの」という説明が『和名類聚抄』(平安時代の辞書)などに見られます。

ところで、当社でも本物ではないですが、白馬を見ることができます。平成17年に、花巻神社が県内の一級社になるという年に、その当時四日町二丁目の責任役員であった牛﨑忠治さんが、社殿に白馬の絵馬を記念に奉納してくださいました。

(県内には、法人登録している神社庁管轄の神社が約850社あり、その内の27社が一級社以上であり、当社はその中の1社です)


いつの時代からか、本物を奉納できない場合に、絵で神様に差し上げるということが始まりました。心意気は変わらず、素晴らしいものを奉納し、祈りや感謝の気持ちの現れを形にしたものです。  

ところで、馬は元々日本にいた動物ではなく、大陸から5世紀頃に持ち込まれたものであります。この頃から古墳の埴輪や正倉院などで見られる素晴らしい馬具などから、馬が希少価値のものであることが分かります。

また、白い色のものは「吉兆の現れ」とされ、何か特別なものを示すものと言われています。

1月7日に限らず、新年に当社を参拝の折は、社殿内の右側に前述の白馬の絵馬が飾られておりますので、ぜひそちらを見られ、本年の健康無事、開運隆昌となりますこと、心より御祈念申し上げます。

 

 
 
 

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    岩手県花巻市愛宕町384-1

 ☎/FAX  0198-24-1442 

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